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クリーム We’re Going Wrong ジャック・ブルースの重苦しくも美しいヴォーカルが独特な世界観を奏でます。

クリーム We’re Going Wrong ジャック・ブルースの重苦しくも美しいヴォーカルが独特な世界観を奏でます。

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

We’re Going Wrong 間違いそうだ

本当にこの3人組のインプロヴィゼーションは、どこまで行ってしまうのか?
と思わず突っ込みたくなるようなライヴです。
突っ込みついでに、”We’re Going Wrong” の邦題を ”間違いそうだ” とするのも・・・どうもしっくりこないです。
昔のロックの邦題に違和感を感じながらも、『自分は子供なので、分からない感覚なんだ。それを分かるように成らなければ』と、頑張って聴きこんでいました。

原曲は、セカンドアルバムの「カラフル・クリーム」に収録されています。

なんとも重苦しく、ディープ&ダークな感じは、ジャック・ブルースにしか作れない曲ですね。
エリック・クラプトンのコードストロークにジンジャー・ベイカーのタムが重なって始まり、ジャック・ブルースの重苦しい(しかし、美しい響きのある)ヴォーカルが世界感を出しています。・・『これが、サイケっていう感覚なのかなあ?』と思っていました。
そして、『あっと言う間に曲が終わってしまう』感想を持った曲でした。

間違いそうだ

ライヴは、8分位ですね。
原曲は、3分半ですので、2倍以上の長さにしています。
エリック・クラプトンのギターソロはスタジオでは、ほんの少しですが、『これでもか!』ってほど鳴かせます。コードストロークに加え、アルペジオまで飛び出します。

このステージに備え、37年ぶりですので、3人で結構リハーサルしたと思います。
が、見ているとイントロとエンディングと途中のポイントだけ「間違えないで」後は、昔のままのインプロヴィゼーションで8分間という風にも見えてしまいます。

『間違えそうだ』と思った時だけ、アイコンタクトしてるようにも思えてきます。
37年経って、この曲「間違いそうだ」ではなく『間違えそうだ』の方がしっくりきます。

エリック・クラプトン

スーパー・トリオになったクリームは、その構成や本人達のスキルだけでなく、音楽の方向性お含めてそれまでとは違うロックの道筋を築くことになります。
また、スタジオ録音での緻密(と言ったら良いのでしょうか?)で計算された音つくりと、それに反するステージでのインプロヴィゼーション。
どのバンドよりも早く8トラックのレコーダーを導入したことからもその妥協しない取り組み方がわかります。

相容れないものが、混在しているスーパー・トリオ、夢中にならないはずがないですよね。
各々の思想、才能そしてスキルが、最高のものでしか到達えしない場所へと昇って行かせたのだと思います。
でも、その場所は、エリック・クラプトンにとって求める場所では無かったのでしょうか?
クリームは、2年半で解散という悲しい結末になってしまいましたね。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

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