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歌うように優しくメロディを奏でるジェフの「ブロー・バイ・ブロー」   フュージョンとジェフの引き寄せあいが新しいみんなの音楽を作り出した

歌うように優しくメロディを奏でるジェフの「ブロー・バイ・ブロー」   フュージョンとジェフの引き寄せあいが新しいみんなの音楽を作り出した

ビリー・コブハムの「スペクトラム」  ジョン・マクラフリンの「火の鳥」などなど・・
そこから刺激を受けたジェフ・ベック
それ以前のジェフとそれ以後のジェフとした時、この出会いは神がかりな感じです

フュージョンとジェフ・ベックが引き寄せあったその流れは、後々すごいことだったというのが分かるわけですが
何がすごいって
コブハムやマクラフリンの超人わざのような、ある時は難解で解き明かせない音楽を、一音一音またはその奥にある音までも聞き逃さないように聴き入っていた時期から少し疲れてきた時に出た
ジェフの「ブロー・バイ・ブロー」

ジェフの優しく歌うよなギターワークに癒されたオーディエンスは世界中にたくさん居たんだと思います
ジェフはリリース時に 「イージーリスニングっぽいかな」なんて思っていたとも言います

しかしそんな流れの中で、真っ直ぐにはフュージョンの道にはたどり着けない出来事もあるのが歴史って面白いところだなと思います
ローリング・ストーンズのギタリスト募集事件・・事件なんて呼んじゃいけないですが
ジェフに決まりかけてたなんて話を後から知って 「そりゃないだろ」って感じでしたが・・
まあ、ジェフがストーンズのギターだったらもっとストーンズを聴いてたかもしれません
その画が想像できないのは私だけでは無いと思います
ミックとキースの間にジェフがいる画って想像できますか?

ジェフも違和感のかたまりだったというようなインタビューがありますね


結局ジェフは、ミック・テイラーの後任にロン・ウッドを紹介してその後のストーンズに貢献したのです
第一期JBGのベーシストがストーンズのギタリストになっちゃうんですからこれはこれで想像を絶する歴史の出来事

ブロー・バイ・ブローの2曲目にビートルズの「She’s a Woman」があります
アルバムから聴いたときも、いい曲だななんて感想を持ったのですが、クレジットをみると”レノンにマッカートニー” の文字が・・ 『マジでビートルズのナンバーを』・・
あのジョージ・マーティンが絡んでるから、自然の流れだったんだろうなと思っていましたが
この曲を提案したのは、マックス・ミドルトンだったとのことです
マックスがリンダ・ルイスのバックに居るときにロニー・スコッツで大うけしたからというのが理由らしいです
その後、ジェフもロニー・スコッツにて演ってますが、セットリストに入っていたかな?
確か入ってなかったような・・
セットリストに入っていたら、また勝手な想像を膨らませていたのになあ
音楽っていろんなことを勝手に考えながら聴けるから楽しいですね

She’s A Woman

The Beatles   She’s A Woman

 

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