こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)
ベックス・ボレロ
ジェフ・ベックが、「ロニー・スコッツ・ジャズ・クラブ」でのライヴの1曲目に選んだのは、「ベックス・ボレロ」
「ベックス・ボレロ」は、第1期【ジェフ・ベック・グループ】のファーストアルバム「トゥルース」に収録されています。
ジェフ・ベック・グループのメンバーは、ロッド・スチュアート(vo.)、ロン・ウッド(b.)、エンズレイ・ダンバー(ds.)
しかし、アルバム「トゥルース」内のこの曲は、ドラムスはキース・ムーンが、ベースはジョン・ポール・ジョーンズが、キーボードはニッキー・ホプキンスがプレイしているとされています。その上、ギターにジミー・ペイジも・・・
ジェフ(・ベック)とジミー(・ペイジ)は幼少の頃からの大親友で、このクレジットもヤードバーズからの流れで納得性がありますが、このレコーディング後に二人は一時仲違いをしました。
バレイの曲「ボレロ」から生まれたこの曲、印象的な繰り返しのイントロに乗せたメロディーは、誰が作曲したかで、『それは俺』と二人が言い出したのは結構有名ですね。
お互いが各々に、主張するインタビューが雑誌等で紹介されているのを見られた方も多いと思います。
結局、クレジットはジミーになりました。
その上この曲、プロデュースについても、ジェフとジミーにミッキー・モストなる人物も加わり、最終的にミッキー(・モスト)のクレジットになっていますね。
何とも、いわく付の作品ですが、「トゥルース」のリリースされた1968年頃は、ロック音楽の商業的成功の第一期とも言える年代で、色んな契約プロセスが未熟だったため、クレジットの権利について色々画策があったころなんでしょうね。
ロニー・スコッツ
今回のご紹介のライヴは、「ロニー・スコッツ・ジャズ・クラブ」
サックス奏者の【ロニー・スコット】が、イギリスにもジャズ・クラブが欲しいといことで、32歳の年の1959年に設立したイギリスで最も名門と呼ばれるクラブですね。
設立からもう60年にもなります。
このステージは、そもそもジェフのライヴ音源とヴィデオを目的としたもので、ライヴ作品をあまり残して来なかったジェフにとっても珍しいライヴです。
その珍しいというか、輝かしいというか、1曲目に色々ゴタゴタした「ベックス・ボレロ」を持って来たのは、シャレなのか?・・・
勘ぐってしまいます。
1968年のアルバムから ベックス・ボレロ
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ご覧いただき、ありがとうございました。