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【ジェフ・ベック】 ロニー・スコッツでの「哀しみの恋人たち」、大胆な解釈とエモーショナルな表現が光ります

【ジェフ・ベック】 ロニー・スコッツでの「哀しみの恋人たち」、大胆な解釈とエモーショナルな表現が光ります

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

2007年イギリス、ロニー・スコッツ・ジャッズ・クラブでのライヴ
今回は、1975年リリースのアルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」に収録されている「哀しみの恋人たち」です。

ライヴ毎の違いも面白い

アルバムリリースから30年以上弾き込んだ結果の演奏ですので、聴きごたえがあります。
ジェフ・ベックのライヴの中でも特に人気のあるナンバーで、多くのライヴ音源が残っています。
それらを探して「○○年のはこんな弾き方をしている」とか、「この時のステージではこんなプレイヤーとコラボしている」と、色々違いが出てきて楽しいです。
その違いで、ジェフ(・ベック)の心の中を勝手に想像してみるのも楽しみの一つです。

このステージでのプレイは30年以上の時間の流れが感じられますし、トレモロアームとフロントマイクの操作の仕方も一つの頂点に達した感がありますね。

シリータ・ライト

この「Cause we’ve ended as Lovers」はモータウンに所属していた「シリータ・ライト」というヴォーカリストの曲で、あの「シュプリームス」に加入の噂もあった方です。
そして、以前にパートナーだったスティーヴィー・ワンダーとの共作です。
それだけでも『へえ~!』ですが、スティーヴィー(・ワンダー)が、お詫びの形としてジェフ(・ベック)に贈った曲としても有名ですね。

シリータ(・ライト)の歌声は美しく繊細で、天使のような歌声です。
「Cause we’ve ended as Lovers」を聴いてみると、ダイアナ・ロスが脱退した後のシュプリームスのセンターに抜擢されそうになったという話も頷けます。

ジェフは、そんな恋人たちの哀しい曲を、大胆にエモーショナルに解釈し、世紀の名曲にしましたね。
そして、時間の経過と伴に、曲を成熟させ進化させて、今回ご紹介したパフォーマンスになったんだなあと感慨深いです。
各パートのプレイヤーもジェフに応えるように名演ですね。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

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